さて、こちらは「私の環境に実際に導入してみた感想」です。なので文体もいつものように崩しますし、言いたいこと言います。そうじゃなきゃ面白くないしね。
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では早速。付属品類はもう前の記事の方で説明したので説明する必要ないですね。というか非公開なので説明できないですね。
今まで私が使ってきた環境をざっくりと説明すると、
PC→U-05→プリメイン→スピーカー
CDP→プリメイン→スピーカー
この2パターンでした。なのでとりあえず今回のAVアンプをそのまんまプリメインのところにぶち込んでアナログ入力で使うことにしました。U-05もCDPもそこまで癖の強い音は出さないのでレビューにもちょうどいいかと思います。
毎度のごとくですが、音のレビューに関しては「あくまで私が感じたこと」であるとご理解ください。宜しくお願い致します。
・実際に導入してみた感想
特に特別なことはせず、壁コンセントから直接電源を取ってラックにぶち込みました。インシュレーター等も特に使用していません。どちらのスピーカーもそこまで大きくないので、設置場所は困らないと思います。AVアンプは使用しているとかなり熱くなるので空間は余裕を持った方がよいでしょう。キツキツのところに詰め込むのは避けたほうがよいです。
さて音です。
・AVアンプ
流石・・・というか、ほんとに壁コンから電源とってるんだよね・・・?と怪しくなるレベルの音です。
まずパワーがあります。コレに関しては全体でチューニングをしているので当たり前の話ですが、フルレンジスピーカーと2wayスピーカー、どちらもしっかりと鳴らせます。
ある程度速い音源でも涼しい顔して(実際には熱いけど)鳴らしてくれます。
デジタル入力も少しだけ試してみましたが、かなりよくやってくれます。特にこだわらないのであれば、わざわざ別でDACを用意する必要はないでしょう。レベル高いです。
・フルレンジスピーカー
ざっくり言うとまさにフルレンジらしい音です。低音が少ないのでそこで好き嫌いが別れるかなーと思います。中高域は「綺麗」と言われるような音ですね。
けっこう速い音源でも問題なく鳴らせます。ばっちし。音場に関しては非常に奥行きを感じます。
こう、部屋に音符が舞っているようというか、音が見えるというか、そういった感覚に近いものを感じました。まるで音のL.C.Lに包まれているようです。スピーカーというものを感じさせません。
・2wayスピーカー
お次は2wayです。こちらはフルレンジの方とは異なり、かなり「聴きやすい」音です(フルレンジが聴きにくいわけではない)。俗に言う「オーディオらしい音」ですね。音に艶がのっています。女性ボーカルとかよく聴く方はこちらのほうが好みかもしれません。
低域、中域、高域の全体的なバランスが取れていて、いわゆる「平均点が高い」タイプです。こういった機種は上流を結構選ぶので、そういったところでも「チューニングの妙」が活かされていると感じます。
色々いじる予定がなくてこのセット単体で済ませたいという方はこちらの2wayの方が良いかなと思います。フルレンジスピーカーはそのまんまポン置きでももちろんいい音は鳴るのですが、セッティング詰めたりすると本当に化けます。そういうのが面倒な方は2wayの方が手軽でやりやすいと思います。
もちろん、最終的には音の好みであったり、どんな音源を聴くかによって選んでください。
ざっくりと言うと、サッカーに例えるとフルレンジスピーカーがデラペーニャ、2wayスピーカーがブリットンといった感じです。よくわからない方の為に解説すると、要はフルレンジはスペシャリスト、2wayは地味だけど欠かせない選手みたいな感じです。
・全体の感想
全体でチューニングしているとの謳い文句に恥じない素晴らしいセットだと思います。「なんでこんな音鳴らしやがるんだこんちくしょう」って感じです。どちらのスピーカーと組み合わせても、全盛期アライバとまでは言いませんが鳥谷&平野クラスのコンビネーションを発揮しています。「できるだけセットで使うことを推奨する」との意味も理解できます。
やはり色々触ってみて上位モデルに関しては遊びのようなものを感じました。気を使って扱ってあげればしっかり結果に結びついてきますし、元々のポテンシャルも高いので遊びがいがあります。色々こだわってオーディオをやってみたい方は上位モデルをおすすめします。現時点での音、将来性も含めて9万円という価格は本当にどうかしていると思います。絶対おかしい。
逆に、そこまで本格的にこだわろうとは思っていない、だけどそこそこちゃんとした環境を揃えたい、でも金銭的に厳しい・・・という方は下位モデルをおすすめします。そもそもこの内容の時点で7万円は破格の部類ですし、出てくる音を考えればタダみたいなものです。そのくらい素晴らしいパフォーマンスです。
正直前の紹介記事でほぼ書いてしまったので書くことあんまないです。ごめんなさい。
正直なお話、据え置きオーディオはハードルが高いです。金銭的な問題、スペースの問題、家の問題、一緒に住んでいる人の問題等、超えなければならないハードルはたくさんあります。ただ、そういった問題を解決するためのまさしく「ソリューション」となるセットです。価格はそれほど高くない。けれども音は素晴らしい。設置やセッティングも簡単。メーカーには技術面とはまた別の問題でできないことがたくさんあります。そういった意味で、まさしく「メーカーには作ることのできないもの」「個人だからこそ出来るもの」です。
よく「コストパフォーマンス」という言葉を耳にするようになりました。オーディオというのは感性の趣味なので、「パフォーマンス」は絶対的なものではなく個人個人によって異なる相対的なものです。でも、「絶対にこの価格でこの音はおかしい」って断言できる機器ってたまにあるじゃないですか。その部類なんです。もう少しで「価格を抜きにしてもおかしい」という領域に足を踏み入れてしまう一歩手前ぐらいのところに位置している、そんなソリューションなんです。だからこそ私は今回こんなに熱を入れて記事を書いているわけです。
そもそも、「費用」ってお金だけのことではないんですよ。むしろこのソリューションに関してはお金以外の費用のほうがかかっているでしょう。そういった意味で「お買い得」なわけです。
長々と文字を書き連ねてきましたが、試聴機の貸し出しサービスを利用するのが一番です。自分の家で、自分の好きな音源を、好きなように再生してみてください。そこからあなたの据え置きオーディオライフが始まります。
楽しいオーディオライフをお送りください。
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