どうも、どーにゃです。
今回は「据え置きオーディオをこれから始めたい」「いままで多少据え置きをやってきたけどステップアップしたい」という、いわゆる据え置きオーディオ初心者~準中級者くらいの方々に向けた「プレクさんによるチューニング済み据え置きセット」のご紹介です。
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※本記事ではセットに含まれるもののメーカー・モデル名・型式等は非公開とさせていただきます。これは「機器名やスペックではなく、純粋に音を聴いて判断して欲しい」というプレクさんの意図によるものです。ご了承ください。
では本題に。
このセットは、プレクさん(Twitter→@CDW900E)と宇佐美バナナさん(Twitter→@kenjiuniuni0520)が始めたサービスです。コンセプトは「打倒2chピュアオーディオ」ということで、エントリー~中級モデルをターゲットとしたものです。ソリューション全体でチューニング(改造)をすることでメーカーでは絶対にできない価格と品質を実現したとのことです。
セットは2つあり、本記事では「上位モデルセット」と「下位モデルセット」と呼称します。
先に気になるお値段から。「どうせこの手のセットだからお高いんでしょ?」と思ったそこのアナタ。ちょっと戻ってきてくださいな。なんとお値段、
下位モデルセット(PXS-001)・・・7万円
上位モデルセット(PXS-001H)・・・9万円
嘘だろ。据え置きのセットで10万円を切る・・・だと・・・
どどどどうせ、セットと言っても大したものは入っていないのだろ?脅かすなよ・・・と思ったでしょ?
じゃあ内容を見てみましょう。セットの内容は上位・下位モデルともに以下の通りです。
・AVアンプ(上位・下位)
・スピーカー(2種類から選択)
・ケーブル類(スピーカーケーブル含む)
・その他付属品類等
簡単に言えば、足りないものは「音源を再生する機器」と「再生機器とAVアンプをつなげるケーブル」です。逆に言えば「それさえあれば据え置きオーディオが始められる」ということです。
さすがにこれだとざっくりしすぎなので、ちょっと細かく紹介を。
・AVアンプ
基本的なスペックは、
・入力はデジタル入力(光デジタル、COAXIAL、HDMI)、アナログ入力に対応
・出力は2chで売り出しているが、打倒2chレベルでマルチch構成を実現可能
・4Kパススルーは非対応。
・設置場所として推奨する空間の大きさはW500 × H320× D450 mm。
デジタル3種類とアナログでの入力に対応しているので、いろいろな機器から入力できます。最近はポータブルオーディオも普及してきましたから、光デジタル・COAXIALでデジタル出力できるDAPをお持ちの方も多いと思います。PCから出力したりも出来ますね。再生機器には困らないと思います。
また、設置や設定が比較的楽です。このあたりも初級者にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
上位・下位モデルともに機種自体は同じものですが、チューニングが異なります。
下位モデルは遊びが少なく、基本的にセット構成での使用を推奨しています。セット以外の構成(例:スピーカーケーブルだけ変える)で使用すると、バランスが崩れてしまい音質を損なってしまう可能性が高いです。
下位モデルは一般的な品質の悪い環境をかなり意識してチューニングしてあるため、特別にオーディオ的なアプローチをせずともセットで使うことで素晴らしい音で音楽を聴くことが出来ます。その反面、オーディオ的なアプローチをしてしまうと逆に悪化してしまう可能性が高いです。
上位モデルは品質の悪い環境に対応させているものの、オーディオ的なアプローチがしっかりと反映されるように設計してあります。音質も下位モデルと異なり、上位のほうが高解像度且つパワー感があります。このあたりは好みもあるでしょう。
なので、例えば「電源にこだわる方」や「ケーブルにこだわる方」は上位機種を推奨します。言ってみれば「伸びしろがある」ということですね。
構築で色々遊びたい方は上位モデル、それほどこだわる気がなくて、品質の悪い環境でもいい音を鳴らしたいという方は下位モデルといったように、しっかり住み分けが出来ていますね。
・スピーカー
お次にスピーカーです。スピーカーは異なる音質傾向の2種類からご自分の好みに合う方を選んでいただきます。ざっくりと説明すると、
・案外優秀なフルレンジ1発・・・高解像度系。元気な音。低音が不足気味。
・ポテンシャルを秘める2way・・・艶が少し出ており、オーディオらしい音。低音も出る。
見ての通り、全く音質傾向が異なりますのでここは好みで選択していただきます。どちらを選んでも値段の変動はありませんので、すべての煩悩を捨てて「好み」で決めてください。どちらが良い悪いはありません。強いて言うなら「どちらもいい」です。
・ケーブル類
スピーカーケーブルはご自身の環境に合わせた長さ(5m以下)で1ペア付属です。
これだけのセットでなんと上位モデルでも10万円を切る価格設定なわけです。確かに企業では出来ません。プレクさん曰く、「欲しいけど、納得できるものが見つからなかった。だから作った」とのことです。
さて、最後に気になるポイントをQ&A形式でまとめてみたいと思います。
Q.機種は完全非公開とのことですが、試聴サービスなどは予定していますか?
A.試聴機の貸し出しサービスを行なっています。また、プレク邸&バナナ邸でも設置しています。
ただ、時期によっては混み合っている場合もありますので希望の際はプレクさん(@CDW900E)までお問い合わせください。
Q.改造が含まれているとのことですが、保証などはございますでしょうか?
A.当方起因の不具合の場合のみ、到着後3ヶ月の保証になります。
Q.納期はどのぐらいですか?
A.在庫ありの場合:~10日
在庫僅かの場合:20日程度
在庫なしの場合:不明(流通在庫次第)
短納期依頼は別途応相談。
(短納期の場合は増額&保証期間短縮かも?)
こちらも時期によって変動しますので、プレクさん(@CDW900E)までお問い合わせください。
Q.このセットにプレクさんは含まれますか?
A.残念ながら含まれません。ご了承ください。
その他、このセットに関連するご質問やお問合わせは全てプレクさん(@CDW900E)にお願い致します(※私や当ブログでは受け付けておりません)。
さすがに長くなりすぎたので、レビューは別記事で。
→あなたも据え置きを始めよう!プレクさんによるチューニング済み据え置きセットを買ってみた
・これから据え置きオーディオを始めてみたいあなたにおすすめのソリューション
「据え置きオーディオはお金がかかるもの」、皆様そのように思われていると思いますし、それはあながち間違いではないとも思います。
ですが、私はオーディオの本質は「音を楽しむ」ことであると考えています。「オーディオにいくらかけた」だとか、「この機器は◯◯というパーツを使っている」といったことは皆副次的な要素に過ぎず、大切なのは「音楽を聴き、音を楽しむ」ことであると私は考えています。そういった意味で、このソリューションは今のオーディオに欠けているものを思い出させてくれる存在であると思います。
下手したら、高級イヤホン一本より安い価格で素晴らしい音を鳴らしてくれる据え置きの機器が、しかもセットで買えてしまうわけです。是非試してみてはいかがでしょうか。
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