こんにちは。今日も毎日せっせとルーブルを稼いではゴリゴリの重装兵に轢き殺されているどーにゃです。今日もお日様が眩しいなあ。
今回は個人的にSteelSeriesの最高傑作マウスだと思っている、SteelSeries「Aerox 5 Wireless」の紹介です。
Rival 5の正統進化系
僕はAerox 5 Wirelessを買う前、SteelSeriesの「Rival 5」というマウスを使っていました。
Rival 5は85gという重量ながらサイドボタンが5つもついており、左手でのキー操作が苦手な僕にとっては素晴らしいマウスでした。欠点らしい欠点は見当たりませんでしたが、ワイヤレスになってもうちょっと軽くなってくれたら使いやすいのにな…と常々思っていました。
実はRival 5の形状やボタンの数などはAerox 5と丸ごと一緒で、違うのは重量が軽くなったこと、それに伴って肉抜きされたデザインになったこと、ワイヤレスになったことの3点です。
そう、僕がこうなってくれと願ったことがすべて叶ったのです。
Aerox 5 との違い
同時発売されたAerox 5との違いは、単純に有線か無線かの違いと、重量(有線…66g、無線…74g)のみです。
僕が有線版ではなく無線版のAerox 5 Wirelessを購入した理由は、元々85gのRival 5を使っていたため無線版の74gでも十分軽量化されていると感じたからと、有線のわずらわしさと8gの軽量化を天秤にかけた結果、無線にして8gぶん回す分の筋力トレーニングを毎日やればいいじゃんと思ったからです。
実際にAerox 5 Wirelessを手にしたときはめちゃ軽い!と思いましたし、これだけ体感で軽ければ無線による恩恵のほうが大きいだろうなと感じました。気になる方はぜひ店頭などで触ってみることをおすすめします。
なぜAerox 5 Wirelessが素晴らしいのか ~g/bを見てみよう~
さて、ここでなぜAerox 5 Wirelessが最高傑作と呼ばれている(俺だけかもしれない)のかをしっかりお話しします。
僕は普段Escape From Tarkov(以下タルコフ)という、MMOでありながらも戦闘システムはFPSなゲームをプレイしています。
このゲームはFPSなので軽量で振り回しやすいマウス(僕は振り向き20cmほどなので、平均よりは少しローセンシ寄りです)が求められる一方で、正直覚えることすら大変な量のキー操作も求められます。なんだかんだこのゲームを1年位プレイしていますが、戦闘中に瞬時に複雑なキー操作を駆使してバッタバッタと敵をなぎ倒す猛者の方の動画を見るたびに「この人阿修羅ぐらい腕生えてるんでは?」と感じます。
そのため、マウスのサイドボタンを有効活用しようと誰しもが考えるわけですが、どうしたって軽量マウスのサイドボタンは精々2個が関の山で、焼け石に水といった感じです。そこで、「軽量でありながら多ボタンなマウスが欲しい!」という、トンチ問題のような無茶ぶりが生まれたのです。
では、軽量でありながら多ボタンなマウスをどう探すか。僕が出した結論は、「1ボタンあたりのマウス重量(g)を計算して、これが最も少ない(=軽い)ものが理想のマウス」というものでした。
僕はこれをg/b(gram per button)と定義し、いそいそと計算したわけです。結果がこちらの表。
ランキング | メーカー | 製品名 | 重量 | ボタン数 | 無線 | g/b |
1 | SteelSeries | Aerox 9 Wireless | 89 | 18 | 〇 | 4.9 |
2 | Razer | Naga X | 85 | 16 | 5.3 | |
3 | Logicool | MMO Gaming Mouse G600 | 133 | 20 | 6.7 | |
4 | SteelSeries | Aerox 5 | 66 | 9 | 7.3 | |
5 | ELECOM | DUX M-DUX50BK | 113 | 14 | 8.1 | |
6 | Finalmouse | Starlight-12 Phantom | 49 | 6 | 〇 | 8.2 |
6 | SteelSeries | Aerox 5 Wireless | 74 | 9 | 〇 | 8.2 |
7 | Razer | Basilisk V3 | 101 | 11 | 9.2 | |
8 | Razer | Viper Ultimate | 74 | 8 | 〇 | 9.3 |
9 | SteelSeries | Rival 5 | 85 | 9 | 9.4 | |
10 | Razer | Basilisk Ultimate | 107 | 11 | 〇 | 9.7 |
11 | Xtrify | M42 RGB | 59 | 6 | 9.8 | |
12 | Razer | Viper Mini | 61 | 6 | 10.2 | |
13 | ASUS | TUF Gaming M4 Wireless | 62 | 6 | 〇 | 10.3 |
14 | Logicool | G502 LIGHTSPEED | 114 | 11 | 〇 | 10.4 |
15 | SteelSeries | Aerox 3 Wireless | 66 | 6 | 〇 | 11.0 |
16 | Logicool | Pro X SuperLight | 61 | 5 | 〇 | 12.2 |
17 | Razer | Basilisk X HyperSpeed | 83 | 6 | 〇 | 13.8 |
18 | Logicool | G703 HERO LIGHTSPEED | 95 | 6 | 〇 | 15.8 |
19 | Logicool | G304 LIGHTSPEED | 99 | 6 | 〇 | 16.5 |
今回同時発売されたAerox 9 Wirelessが4.9と1位ではありますが、重量そのものは89gと現状僕が使っているRival 5よりは重くなってしまいます。
Aerox 9 Wirelessの次にg/bが優れている無線マウスは同率でAerox 5 WirelessとFinalmouse Starlight-12 Phantom(公称は47gとなっていますが、実測は49gほどあるので49gで計算)になりますが、後者に関してはオーソドックスなサイド2ボタンの構成で、多ボタンのマウスが欲しい、という目的にそぐいません。
となると、軽量かつ多ボタン、そして無線という要件を満たす最もg/bが優れたマウスはAerox 5 Wirelessになるわけです。もちろん、無線対応や重さにこだわらないのであれば2位~5位のマウスはいいマウスといえますので、気になる方は検討してみてください。
背中が高いタイプで、つかみ持ちに最適
このマウスの最もおすすめな持ち方はつかみ持ちです。親指の位置がくぼんでいて指にグリップしますし、右後方のカーブの位置に小指を持ってくるといい感じで安定します。
また、マウスの後方の部分がちょうど手のひらではさみやすい形になっています。かぶせ持ちでも扱えるとは思います。
つまみ持ちはこのマウスの特徴であるサイドボタンの操作に不向きですし、親指の位置のボタンが押しにくくなるのでおすすめできません。
マウスソールはシンプル
マウスソールは前方と後方に広いものが一つずつと、センサーを囲うように設置されています。幅は結構広いので、サードパーティー製のソールを使っている方でも貼りやすいと思います。
滑り具合はかなり良好なので、僕はこのまま純正のソールを使っています。
個人的には完璧に近いマウス
こういった多ボタンでありながら軽量なマウスは市場にあまりなく、今までは軽いか多ボタンどちらかを選ぶしかないというジレンマがありました。
しかし、Aerox 5 Wirelessがこのジレンマを打ち破ってくれました。本当に心の底から待ち望んでいたマウスなので、SteelSeriesさんには本当に感謝をしています。
ネックがあるとすれば、実売17,000円弱という価格面ぐらいしかありません。でもよく考えてみてください。もし仮に1年でマウスを買い替えるとすれば、17,000円÷365日=約47円と、1日あたり50円払えば買える計算になります。
更に、今の軽くてボタンの少ないマウスを使い続けたら、キーボード操作を誤ってゲームで負けてストレスが溜まり、精神的に参って体調を崩してしまう可能性や、多ボタンで重いマウスを使っていて腱鞘炎になってしまい治療が必要になってしまう可能性が考えられます。そうなってしまえば、治療費が払えなくなるどころか仕事もできなくなってしまう可能性があります。困った困った。
そう考えると、もはや17,000円、いや1日50円の出資などもはや保険料のようなもので、掛け捨ての保険よりもずっとお得な素晴らしい製品だと思いませんか?
そう思った貴方は是非、「Aerox 5 Wireless」を購入することをおすすめします。
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