エージングについて

 

ハイこんちは、dognaです。

今日はオーディオに関する話です。自分は昔っからオーディオがまあ趣味みたいなもんで、いろいろやってます。そんな中で、今日は「エージング」について少し話したいと思います。

エージングという言葉自体はオーディオに限らず聞いたことがある方が多いと思います。よく化粧品なんかでアンチエージングなんて謳い文句で売られているのを目にします。エージングってのは簡単に言うと劣化です。劣化って言うと悪いイメージしかないように感じるので、「使い込む」ぐらいのほうがいいでしょうか。

オーディオの場合、新品、つまり全く使ったことのない状態より、使い込んだモノのほうが音質が向上する、なんて言われています。なんでそうなるのかというのを、イヤホンを例にして説明します。

イヤホンにかぎらず、スピーカー等音を伝える機器にはだいたい振動板があります。この振動板が震えて音が伝わるわけです。ですが、新品の状態だと、これが100%の力で動いてくれないんです。これが、使い込むことによってこなれてきて、本来の振動をする、ということなんですね。なので、100%が120%になるのではなく、80%が100%になる、と考えてください。「本来の音質になる」とでもいいましょうか。

さて、このエージングの方法ですが、いろいろあります。普通に使っていくなかで自然とやっていく方法、ピンクノイズやホワイトノイズと呼ばれるノイズを流すことによってエージングする方法、また自分の好きな音楽を延々と流す方法、色々なジャンルの音楽を流していく方法など、様々な方法があります。言ってしまえば好みです。

あくまで自分の場合ですが、15時間ほどiTunesの中の音楽をシャッフルで垂れ流し、その後その機器の苦手であろう音域の音源(例えば高域が苦手だったら高域が多めの音源)を10時間ほど流します。これはイヤホンによってまちまちですね。割と短時間で苦手な音域が出るようになるものもありますが、どんだけ鳴らしてもダメなものもあります。その後は普通に使いながら慣らしていきます。正直やり方は好みでいいと思います。

音量ですが、自分が普段聞く音量より若干大きい音で流しています。あまり大きな音で流さないようにしましょう。BAドライバなんかでそんなことやったら確実に良くないことが起こります。逆に小さい音過ぎても振動板があまり震えてくれないので、注意してください。

ただ闇雲にやればいいってもんじゃないです。変化が顕著に出るものもあれば、全く変わらないものもあります。オカルト的な分野にはなりますが、もし興味を持たれたのならやってみてはいかがでしょうか。くれぐれもやり過ぎはやめましょう。

エージングは、用法・容量を守って正しく行ってください。

次回はそのエージングで化けたイヤホンでも紹介します。では。

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