はいこんにちは。今日も先日に引き続きオーディオのことについて書いていきます。
本日紹介するのは、「MH335DW」というカスタムインイヤーモニター(CIEM)です。先日の変換コネクタの記事の時に少しだけ出演していただきましたね。今回改めてレビューしていきたいと思います。
簡単にスペックを紹介すると、MH335DW(以下335DW)は5Driver/3Unit/3WayのBAドライバーを積んでおり、構成は低域に2Driver、中域に2Driver、高域に1Driverとなっています。FitearにはMH334というモデルがあり、そのモデルの低域DriverであるCI22955を1発から2発にしてダブルウーファー化(DW)したモデルになります。
なんですぐレビューしなかったかというと、いろいろな環境で聴いてみないとなんとも言えないなあと思ったからです。なんでしばらく使ってみました。その上でのレビューです。
なんといってもこいつのすごいところは低域の表現力です。迫力ももちろんあって、非常に楽しく聴かせてくれるんですが、しっかり低域の細かい表現を再現して鳴らしている印象が強いです。「低域のモニタリング用」という名は伊達じゃないなと。どこまでも粘り強く、どんだけ振り回してもしっかり後をピッタリとついてくる。そこにキレがしっかりあるので、聴いてて非常に心地よいです。これはそんじょそこらのイヤホンには出来ないでしょう。一言で言うなら「上品な低音」とでもいいましょうか。低域に関しては文句なしです。少なくとも私は感動しました。
ここまで低域をべた褒めしてきましたが、こいつのすごいところはこれでいて中高域もしっかり鳴らせること。低域に負けないくらいの鳴らし方をしてくれます。バランスは非常にいいと思います。
ここまでをまとめるなら、「リスニングライクなイヤホンで低域が豊かだけど解像度高め」というのだろうか。モニターではないかなと思います。モニターライクさを求めるならMH334のがきらびやかさや伸び、解像度などがあっていいと思います。決してそれらが335DWにないわけではないのですが、よくも悪くも低域が仕事するのでモニターとなるとどうなのかな、と思います。低域のモニターなら335DWなんですがね。より全体のバランスを求めるならMH334だと思います。
なんだろう、335DWは銅線、334は銀線が合うイメージですかね。なんとなくわかっていただけるのではないかなと。
そして一番言いたいことは、こいつはリケーブルによっていろんなイヤホンに化けるということです。低域を絞ってMH334寄りにするもよし、低域をもっと出るようにしてドンシャリなサウンドを求めるのもよし、解像度を上げてモニター寄りにしたり、サウンドステージを広げてよりリスニングライクにするもよし。可能性は無限大だと思います。自分は少しサウンドステージ広げて解像度あげてみたいかなあ。リケーブル次第でいろんな音源に合わせることができると思います。これからが楽しみです。
あ、もちろんですが出力強めの上流を揃えたほうがいいと思います。鳴りが全然変わってきますので。当たり前の話なんですが。
後これも当たり前なんですが、いい加減な音源では聴けません(笑)ので、ちゃんとした音源を準備しておくことをおすすめします。まあ335DW買うレベルの人にとってはあたりまえのことでしょうが。念のため。
なんかあんまり言いたいこと言えなかったなあ。また後日追加でレビューするかもしれません。では。
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