大ヒットの予感、Shanling M1をレビュー

注:この記事は去年の12月頃に書いた記事になります。その為少し記事にタイムラグがありますが、ご了承ください。公開が遅れたことをお詫び申し上げます。

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Shanling M1を改めてレビューし直す

随分強気なタイトルですね。ええ。

一年ぶりにDAPを買いました。単純に私が欲しいと思えるほどのDAPが無かったのが理由なんですが、今回ようやく「コレは…!」と思えるDAPが出たので買ってみました。

Shanling M1(以下M1)というDAPです。恐らく色々な方がすでに突撃されてるので聞いたことある方も多いのではないでしょうか。

Shanlingというメーカーは中国にあるのですが、意外と長い歴史があったりします。調べてみると面白いですよ。

さて、今回の話題はあくまでM1です。見た目でわかるとおり、とてもちっこいです。近年のDAPは大型化がどんどん進んでいましたが、最近ではCOWON PLENUE DやHIFIMANのSUPERMINIなどコンパクトなDAPが再注目されてきました。私は近年のDAPの音が完全に苦手な人なので重くてデカくて操作性悪くて音悪いくせに高いDAPをとても使う気になれませんでした。DACやAMPを重ねるのが前提だったのであくまでDAPにはトランスポーターとしての役割を求めていた、ってのも理由の一つです。

理想を言えばもちろんDAP単体でやりたいんです。私のポータブルオーディオに対しての考え方の一つで「取り回し」というものを大事に、というものがあるので(「持ち運べればポータブル」という考え方とは対極ですね。そういう人たちはそういう人たちで面白いので好きですが)。ただとてもじゃないけど近年のDAPの音は私に合わないですし、我慢してDAP単体で音楽聴いて果たして”音を楽しむ”ことができるのか?というような疑問がありました。なので3段に重ねてみたり色々試行錯誤してたわけですね。

ただここ最近は重くてデカい3段構成が扱いにくいなあとか、充電面倒だなあとか、長く使っていると色々思うところがございまして。そのデメリットを踏まえてのあのサウンドなのですが、いかんせんこれだと流石に利便性というところを捨てすぎてるなあと。

というわけでこのM1です。この製品の私なりのポイントをまとめてみました。

 

1.コンパクト

最初にして最大の特徴ですね。非常にコンパクトで、軽い。初めて持ったとき「モックか?」と思ってしまったくらい軽い。

やっぱりポータブルオーディオってのはこういうもんですよ。別に多段ユーザーとか高級DAPユーザーを批判したいわけではない(というか私自身多段ユーザーだったわけですし)ですよ。ただあれでポータブル…?って言いたくなる気持ち、わかっていただけると思います。

いやあ、ちっこくてかわいいですなあ。

 

2.音

大事なポイントですね。正直に言うと、いい音ではないです。ないんですが、十分聴ける音なんですよね。というか最近の若い方々なら普通に聴けると思いますよ。

こう言ってしまうと何様だと言われそうですが、私は言ってみれば「本物の音」や「その先の突き詰められた音」を知ってしまってる側の人間なんですよね。前者は簡単に言うと生の楽器とか歌とか。後者は「ある一つのテーマ(好みなど)に基づいて突き詰めて完成された環境」とでもいいましょうか。

ただ最近の若い方はどうにもこういう音に触れる機会が少ないようでして。ちょっとおじさん悲しいです。

やっぱりね、オーディオマニアってのはどこまでも”音楽好き”であるべきだと思うんですよ。音楽のことが詳しくなくても好きで好きで仕方なくて、音楽を聴いてるときが何よりも幸せで…、最近のオーディオマニアはどうしてもより良い機械を買い揃えて…という傾向の方が多いように思います。ぜひ一度自分の原点に戻っていただきたいなと強く願います。以上、老害からのクソみたいなお話でした。

話を戻します。何が言いたかったかって、そういう感じの”音楽好き”が聴いても「ええんちゃう?」ってなるのがこのM1なんですよね。言ってみればバランスがめちゃくちゃいい。こういう音は中高域に特徴が出る場合が多く、このM1もそういった傾向があるにはあるのですが気になるような癖がある音とかではないです。低域があまり出ないのは致し方ないところですが、このサイズで、この値段で、これだけの音が出たら十分でしょう。

少しスペック的な部分もお話しておきましょうか。

 M1にはMAX 97220というチップが使われています。このチップはDAC以降のLPFやアンプなどを一つにまとめたようなチップらしく、こいつが小型化に一役買ってるようです。みんな大好きカタログスペックを見てもいい感じの特性のようですし、これはいい選択と言えるでしょう。

 

3.操作性

これも大事なポイントですね。どれだけ音が良くても操作性悪かったら使う気になれません。

見た目はタッチスクリーンみたいな見た目していますが、どれだけタッチしても反応しません(笑)

まあこのサイズでタッチスクリーンにしたところでコスト高くなるし画質悪くなるしこの選択もGoodだと思います。

個人的にボタン操作が大好きなのですぐ慣れました。独特なボタン操作ですが、慣れればどうってことないです。普通に使いやすい。レスポンスも悪くないです。反応が遅かったり誤動作の多いタッチスクリーンより100倍以上マシですね。

画面はこれだけありゃ十分でしょうって感じの解像度です。きれいではないですがこれだけ映せりゃ十分でしょ。

 

こんな感じでM1の話をしてきましたが、相当気に入っています。実はこいつを買った目的がもう一つあるのですが、それは次回の記事で明らかになるでしょう。

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コメント

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