ここ最近やることがなくなってぐうたらな毎日を過ごしているどーにゃです。今回は「EaseUS Data Recovery Wizard」のご案内をいただきましたので使ってみたというお話です。

EaseUSって「イーザス」って読むんですね。初めて知りました。

EaseUS Data Recovery Wizard

無料体験版もあるようですが、復元できるデータ容量は500MBまで（SNSでシェアすると2GBまでに増量）に制限されています。それでも少し試してみるにはちょうどいいデータ量ですかね。体験版ですし。実際にどの程度データ復旧ができるのか試してみるのにいいと思います。

「俺がやるわけない」って人に限ってやってしまうデータ紛失

データ紛失は、いわば事故です。事故を予防するためにみんなバックアップを取ったりなどするわけですが、それでも事故が起きてしまうことはあるわけです。

人為的な原因もあれば機械的な原因もあります。HDDを投げたら壊れちゃったとか、水に沈めたら壊れちゃったとか、液体窒素かけたら壊れちゃったとか、バーナーで炙ったら壊れちゃったとか。長くPCを使っている方であればどれも皆様一度ぐらい遭遇したことがあるかもしれません。私はまだないです。

冗談はさておき、「俺はそんな事態には陥らない！」って思っている人に限ってそんな事態になってしまいがちです。そんな「取り返しのつかない事態」になったときに活躍してくれるソフトがこの「EaseUS Data Recovery Wizard」です。

今回は、フルフォーマットをあらかじめかけたUSBフラッシュドライブに色々な種類のファイルをぶち込んで、どの程度データが復元できるのかをテストしていきたいと思います。人的要因でのデータ紛失を想定したテストですね。

見ての通り、ざっくばらんにデータをぶち込んでみました。どれも実際に私が使っていたものですのでサイズも種類もばらばらです。この状態でクイックフォーマットをかけていきましょう。

そして誰もいなくなった。

この状態で「EaseUS Data Recovery Wizard」を起動して、復元をかけていきたいと思います。

起動するとこんな感じ。現在PCにつながれているストレージが表示されます。ここで先ほどクイックフォーマットをしたUSBディスクドライブを選択して下の「スキャン」を押します。

スキャン中。最初にクイックスキャンをした後にディープスキャンをしてくれます。ドライブの容量によって時間は前後します。しばらく待つと・・・

スキャンが完了しました。スキャン後は「EaseUS Data Recovery Wizard」の方で勝手にファイルが分別されています。これがいいか悪いかは人によるかも。種類によって分けてくれるので、そこまでデータ数が多くなければ便利かもしれません。

例えば、このように上のタブで「画像」を選択すると画像データだけを表示してくれます。まだリカバリーはしていない状態でもちゃんとプレビューを確認することができます。

オーディオファイルはちゃんとメタデータも復元されています。優秀。

ドキュメントもソフト別に分類されています。

動画ファイルはタイトルまでは復元できませんでした。

さて、すべてのファイルが復元できていることがわかりましたので、ここらでリカバリーをかけていきたいと思います。右下の「リカバリー」ボタンを押して、データの保存先を選択して実行。

復元中。

完了しました。共有しませんが記事は書きます。

リカバリーしたものがこちら。

先ほどプレビューしたまんま出力されていました。わかりやすいように最初と同じような状態に並べてみましょう。

一部わかりやすいようにファイル名を変えていますが、ほとんどはそのままです。

よくできました。少しぐらいは欠落があると思ったのですが、各データ確認してみてもちゃんと開けた上になくなっているデータもなかったです。ちゃんと音楽や動画のデータも最後まで再生できました。

ほとんどのファイル名が変更されてしまっていますが、このソフトを使うときは最終手段だと思いますのでとりあえず見やすい方がわかりやすい場合もあるのかもしれません。「データが復元できる」という機能に関しては今回は完璧でした。

ちなみに、今回はクイックフォーマットで疑似的にデータの紛失を想定してやってみましたが、もちろん状況によっては復元できない場合もあるでしょう。くれぐれも過信は禁物です。

もちろん、ちゃんとバックアップなりデータをなくさない努力などをみんなやるわけなのですが、どれだけやってもなくなるもんはなくなります。このソフトは文字通り「最後の砦」になります。

データが消えてマジ困った！助けて！って藁にでもすがりたい思いの方は是非お試しください。では。